記憶の糸。

娘ちゃんがお熱。高熱。

浅い眠りに落ちる娘ちゃんを見ながら、ふっとまたタイムスリップ。

 

小さな診療所、薄暗い待合室、太ったおじいちゃん先生、

汁椀に入った黄色くなったすりおろしたりんご

甘くてケミカルな不思議な味の薬と言われる粉

 

幼い頃、こうやって私も看病してもらってたんだな。

 

娘ちゃんの記憶には何が残るのだろう。

 

 

 

 

天国。

母ちゃんの朝は基本的に心も体もバッタバタ。

お湯を沸かして、その間にポットを洗って、、、あ、でも洗濯も終わってるから干さないと、あ、シンクに汚れたお茶碗溜まってて洗えない!先に洗って、、、ご飯も焚いて、あ、娘ちゃんを起こさなきゃっ、、、、

 

とか、もう家事の優先順位をあたまの中で、ルービックキューブの様にカチャカチャやりながら時間だけが過ぎてく毎日。

 

不器用な私だけかな?

 

時々実家に帰ると、寝たいだけ眠って起きて、眠い目をこすりながらこたつに入ると、温かいご飯が運ばれてくる。

 

んんー、天国。

生まれて嫁に行くまでこんな天国に居たなんて気付けなかったなぁ、、、。

母になり親の有り難みを知るって良く聞くけれどこういうことなんだなぁ、と実感。

 

娘ちゃんにもいつか、天国!と言って貰えるお家にしていきたいなー。

自分より大切なもの。


f:id:rainbowcolors:20170222112651j:image

 

庭に来る野鳥をこれで呼び寄せるんだって娘ちゃんが一生懸命作った紙のとり。

 

こんなのを見ると、娘の想いとかが愛おしくて胸がキュっとなる。

間違いなく、私の一番大切なものはきっと自分自身より彼女かもしれない。

梅干し。

自家製梅干しをばあちゃんにあげるんだとお弁当箱に入れようとする娘ちゃん。

 

「まず、手を洗うのよ」
というと、
「きれいやで。」
と言う。
「自分がきれいって思うからとかじゃなくて、食べ物を触る前は、まして人にあげるんやったら、まず手を洗うんやで。」
と諭す。

 

何か、そういう感覚が欠如したことがよくあるなぁ、と気付く。

自己責任で行える範囲と他人に影響を与える範囲とでは、自分がすべきことって変わってくると想う。
後者では、自分だけの物差しだけでの行動では迷惑がかかる場合があるなぁ、と。

改めて、気を付けねば。

娘に学ぶ朝です。