大丈夫じゃない

大丈夫じゃないのに、大丈夫と思いこんで大丈夫って言ってたら、 

みんなに大丈夫じゃなさそうだね、と言われて、

糸切れたように涙が溢れてくる。

 

 

そう、

大丈夫じゃなかったのだ。

 

でもちょっと涙もろいのは、月の満ち欠けのせいにしてみたりして、

 

笑顔で「おかえり」って両手広げて待つんだ。

ラベンダー。

最近、パフュームのTokyo girl という歌がお気に入りの娘ちゃん。

 

大好きな歌は、耳コピで歌えるようになるまでリピートリピート。

 

で、TOKYO girl の歌詞もすらすら覚えてうたってるんだけど、、、

 

サビの終わりの方の

 

♬奏でるわ~

 

のところを

 

♬ラベンダー

 

って歌う娘ちゃん。

 

そして、とてもとても実は

♬ラベンダー

に聞こえるのです。

 

もう、私も

♬ラベンダー って歌っちゃうぞー!

 

 

あした。

ちょっと前の夜、眠る前に

 

あしたって

あしたになったら

あしたなん?

 

早口言葉みたいな質問。

 

きっと、

 

明日、でも眠ったら今日になっちゃう

みたいな不思議な感覚に気付いたんかな、

なんて想いながら。

 

 

そうだよ。

 

とだけ答えて頭を撫でる。

 

 

科学者。

娘ちゃんの疑問は耐えない。

 

ねぇ、何で離れてるのに電話で話が出来るの?

 

信号機は誰が色を変えてるの?

 

雪は何で白いの?

 

舌の中には何があるの?

 

等々。

 

知人に話したら、

 

見えないモノを見ようするって

科学者ですねー!

 

って。

 

科学者になった娘ちゃんを想像してみる。

 

悪くない 笑

 

 

そう、まぁ、娘ちゃんが幸せならそれでいいのだ。

 

 

記憶の糸。

娘ちゃんがお熱。高熱。

浅い眠りに落ちる娘ちゃんを見ながら、ふっとまたタイムスリップ。

 

小さな診療所、薄暗い待合室、太ったおじいちゃん先生、

汁椀に入った黄色くなったすりおろしたりんご

甘くてケミカルな不思議な味の薬と言われる粉

 

幼い頃、こうやって私も看病してもらってたんだな。

 

娘ちゃんの記憶には何が残るのだろう。