あした。
ちょっと前の夜、眠る前に
あしたって
あしたになったら
あしたなん?
早口言葉みたいな質問。
きっと、
明日、でも眠ったら今日になっちゃう
みたいな不思議な感覚に気付いたんかな、
なんて想いながら。
そうだよ。
とだけ答えて頭を撫でる。
科学者。
娘ちゃんの疑問は耐えない。
ねぇ、何で離れてるのに電話で話が出来るの?
信号機は誰が色を変えてるの?
雪は何で白いの?
舌の中には何があるの?
等々。
知人に話したら、
見えないモノを見ようするって
科学者ですねー!
って。
科学者になった娘ちゃんを想像してみる。
悪くない 笑
そう、まぁ、娘ちゃんが幸せならそれでいいのだ。
眠れない。
昨晩、
おかあさん、朝まで続く長いお話して。
って娘ちゃん。
え?お母ちゃんはいつ寝るの?
て聞いたら
3秒位空いて
ねれへんな 笑
って。
記憶の糸。
娘ちゃんがお熱。高熱。
浅い眠りに落ちる娘ちゃんを見ながら、ふっとまたタイムスリップ。
小さな診療所、薄暗い待合室、太ったおじいちゃん先生、
汁椀に入った黄色くなったすりおろしたりんご
甘くてケミカルな不思議な味の薬と言われる粉
幼い頃、こうやって私も看病してもらってたんだな。
娘ちゃんの記憶には何が残るのだろう。
愛読書。
最近、眠る前にこの本を読んで!と言ってくる娘ちゃん。
睡魔がぶっ飛ぶ位、フムフムなるほどとなってしまう。
天国。
母ちゃんの朝は基本的に心も体もバッタバタ。
お湯を沸かして、その間にポットを洗って、、、あ、でも洗濯も終わってるから干さないと、あ、シンクに汚れたお茶碗溜まってて洗えない!先に洗って、、、ご飯も焚いて、あ、娘ちゃんを起こさなきゃっ、、、、
とか、もう家事の優先順位をあたまの中で、ルービックキューブの様にカチャカチャやりながら時間だけが過ぎてく毎日。
不器用な私だけかな?
時々実家に帰ると、寝たいだけ眠って起きて、眠い目をこすりながらこたつに入ると、温かいご飯が運ばれてくる。
んんー、天国。
生まれて嫁に行くまでこんな天国に居たなんて気付けなかったなぁ、、、。
母になり親の有り難みを知るって良く聞くけれどこういうことなんだなぁ、と実感。
娘ちゃんにもいつか、天国!と言って貰えるお家にしていきたいなー。
自分より大切なもの。
庭に来る野鳥をこれで呼び寄せるんだって娘ちゃんが一生懸命作った紙のとり。
こんなのを見ると、娘の想いとかが愛おしくて胸がキュっとなる。
間違いなく、私の一番大切なものはきっと自分自身より彼女かもしれない。